インヴィテイション
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序章 憎む理由
誓約
サイン
邂逅
武器
自己紹介
難題
難題2
不協和音
双剣
選択
理由
前代未聞
浦沢
夢2
制御
制御2
弱点
戦う理由
天敵の巣窟
戦う理由2
難題3
父の死
赤点
退学?
落第通告?
活路
活路2
悪足掻き
NEWS
 しばらくその資料に眼を通すが、一枝の溜息が聞こえてくる。 「どうした? 浮かない顔をしているが」 「……報告書を見て頂ければ、わかると思いますが」  資料を手に孝弘は椅子に体重をかけ、ふむ、と砕けた一言。 「不安か?」 「もの凄く……ね」  肩をすくめ、再び溜息。上司に見せるような態度ではない。 「父さん……私情を持ち出す訳じゃないけど、班編成、もの凄くアンバランスじゃない?」 「アンバランスなのは百も承知してただろう?」 「そりゃあ……覚悟はしてたけど……」 「長所もあるだろう。栗山は性格に問題はあるが、実力はトップクラス。お前が巧く指導してやれば相当な『インヴィテイション』になる」 「……彼がちゃんと指導に従ってくれたら、ね」 「それに、原はエネルギー総量が高い。コツを教えてやれば対複数戦のエキスパートになるぞ」 「……そのコツを教えるのが、凄まじく難しいんだけど?」 「白名の存在は希少だぞ? ああ見えて空手の全国大会三位だし、体の使い方が巧い」 「……それ以前に、怯えてばっかりで、コミュニケーションが取れないと思う……」 これに孝弘は大仰にお手上げのポーズを取り、 「もう音をあげるのか? 奴等に笑われるぞ?」 「……音をあげている訳じゃない」  ムスッ、と、鋭い眼光を向ける。  突破口は、確かに孝弘が言ったとおりだ。全ての課題をクリアできれば、このチームはかなりの有望株揃いだ。