インヴィテイション
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序章 憎む理由
誓約
サイン
邂逅
武器
自己紹介
難題
難題2
不協和音
双剣
選択
理由
前代未聞
浦沢
夢2
制御
制御2
弱点
戦う理由
天敵の巣窟
戦う理由2
難題3
父の死
赤点
退学?
落第通告?
活路
活路2
悪足掻き
NEWS
 しかし誠二の協調性の無さはどうすれば良いのだろう? ……地道に根気強く接していくしかないだろう……戦闘力そのものは、トップクラスなのだから。プラス思考で考えよう。うん、そうしよう。 だが、勇樹の戦闘力の低さについては……『……しかないだろう』という楽観論すら見えてこない……本当に、何か解決策があるのだろうか? (よくもまあ……私を蹴落としたいからって、こうも問題のある人ばかり集めたもんだわ)  自然と一枝は、空恐ろしい笑みが顔に広がるのを自覚する。  もっとも、勇樹に関してだけは自分が引き受けたのだから、文句は言えないが。  あの銃が、彼を守ってくれないだろうか?  校長室の扉をノックし、返事も待たずに一枝は足を踏み入れた。  そこには体躯の引き締まった壮年の男性が椅子に身を沈め、書類にペンを走らせていた。 「神一枝、報告に参りました」  男性は眼を一枝に戻す。その右眼は濁っており、光を放っていない。 「ん? いつ入って来た?」 「……ちゃんとノックはしました、校長」  そうか? と首を捻りつつ提出された資料を見やる。  神孝弘。共鳴体撃破数歴代十七位、接近戦型『インヴィテイション』の中でも、五指に入る実力者。しかし、十二年前にテロリスト一味との戦いで右目を失明。現在はこの職に就いている。 幹部の九割は『制服組』と言われる、共鳴体との実戦を経験していない者達だが、そんな中で孝弘は実戦を知る数少ない上位者だ。