インヴィテイション
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序章 憎む理由
誓約
サイン
邂逅
武器
自己紹介
難題
難題2
不協和音
双剣
選択
理由
前代未聞
浦沢
夢2
制御
制御2
弱点
戦う理由
天敵の巣窟
戦う理由2
難題3
父の死
赤点
退学?
落第通告?
活路
活路2
悪足掻き
NEWS
咄嗟にマントを翻し、ヘッドギアを通じて浮力を調整。 (間に合え! 浮け!)  香が眼をつむるが、ドン、という音は聞こえてこない。  一枝も両手を差し出し、勇樹を受け止めようとしていたが、その両腕に彼はいない。 「あ、あ、危なかった」  冷や汗をかきつつ、勇樹は地上約一メートルの地点で背中を地面に向けて浮いていた。  十秒程して、一枝の構えた両腕に勇樹は落下。 「す、すいません」  顔を赤くして一枝の腕から降りるが、当の一枝は眼を軽く見張っていた。 (……普通に浮くのはともかく、咄嗟に浮くってのは、結構難しいんだけどね)  コントロールの点が平均点と出ていたが、今の対応を見る限り、もっと上の点が出ていても良さそうなのだが。  その考えは振り払い、一枝は指示を出す。 「ええっと、じゃあ、次は朱実さんにやって貰おうか」 「そんなグズなんかにやらせる暇があったら、僕にやらせろ」 「……誠二、あんた、今、何て言った?」 「……あの……私は」  冷や汗を拭く勇樹はそれを完全に無視しつつ、 (……難しい……クソッ!)  親父は、こういった基礎の動作を、文字通り当たり前にこなしていたのだろう。 (……ムカツク! あんな借金親父に負けてたまるか!)  次に誰がマントとブーツをつけるか揉めている間に、勇樹はひっそりと一人でふらふらと空に浮く。  そして、今は亡き父親の顔を思い浮かべ、 (あそこに、親父の顔がある)