インヴィテイション
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序章 憎む理由
誓約
サイン
邂逅
武器
自己紹介
難題
難題2
不協和音
双剣
選択
理由
前代未聞
浦沢
夢2
制御
制御2
弱点
戦う理由
天敵の巣窟
戦う理由2
難題3
父の死
赤点
退学?
落第通告?
活路
活路2
悪足掻き
NEWS
部屋の隅に置かれていたマントとブーツに、皆の視線は釘付け。 (……うーん……全員一斉にやるのは、危ないよね?)  朱実は、きっと暴走する。それを止めるのは一苦労だ。  香をやらせると、周囲に気をつかって集中出来ないだろう。  誠二は、言うまでも無くスタンドプレーをする。  最初は、勇樹にやって貰うのが良さそうだ。  ……消去法で順番を決めると言うのも、ずいぶん情けない。  一枝は息を一つつき、 「じゃあ、まず勇樹君がやってみて」 「俺ですか?」  勇樹を指名するが、勇樹本人は意外だったのか眼を丸くしている。 (……実力的には栗山が適任だろうに)  誠二との実力差は、先日の一件で思い知らされている。協調性を取っ払って考えるならば、ここは誠二が適任なのは間違いない。 (ま、やるだけやってみるか)  一枝からマントとブーツを受け取り、ヘッドギアをつける。  念じる。浮け、と。 「おぉぉぉお?」 「……ふん」 「……浮いてる……」  高さにして約五メートル。勇樹は自分の体を浮かせる事に成功していた。 (……しっかし……動きづらい……!)  浮く事には浮いたのだが、重力制御ブーツの力で空中を踏むのが難しい。イメージした『空間の歪んだ地点』に足を繰り出すが、 「うわ!」 「きゃあぁあ!」 「……!」 「危ない!」  足はものの見事に空振りし、急降下。一枝が勇樹を受け止めるために落下地点に動き始めている。 (や、やべえ!)  だが一枝の動きを見ている余裕は、背中からまっさかさまに落ちかけている勇樹にあるはずもない。