インヴィテイション
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序章 憎む理由
誓約
サイン
邂逅
武器
自己紹介
難題
難題2
不協和音
双剣
選択
理由
前代未聞
浦沢
夢2
制御
制御2
弱点
戦う理由
天敵の巣窟
戦う理由2
難題3
父の死
赤点
退学?
落第通告?
活路
活路2
悪足掻き
NEWS
「えー、武器の扱いも五日間の授業を通じて、そこそこ慣れてきたと思います。そこで今日は重力制御ブーツの扱いと、浮力調整用のマントの操作について訓練して頂きます」 「なんだ、それは?」  ヘッドギアをつけ、ジャケットを着込んだ誠二はつっけんどんに尋ねる。模擬戦闘ではないため剣を持ってはいないが、いつもの仏頂面は健在だ。 「あんたそのくらい勉強しなさいよ!」  横槍を入れる朱実が講釈を始める。 「共鳴体の中には、空を飛ぶのもいるのよ。そういうのを追っかけるのに必要なのが、『重力制御ブーツ』と『浮力調整マント』じゃない」 「朱実さんが言ったとおりです。まあ、説明するのは置いておくとして、まずは私が実演してみましょう」  そう言ってマントを身につけた一枝は、ヘッドギアを着用。『浮力調整マント』や『重力制御ブーツ』を、脳波によって制御するコントローラーの役割がこのヘッドギアにはある。『スキャンニング・アイ』、電磁波から身を守る『中和膜』も同様だ。  スイッチをオンにすると、一枝の足がゆっくりと床から離れた。 朱実は『キャァァァア!』と一枝を指差す手を振りながら興奮気味に奇声を発し、香はどこかモジモジとしつつも、珍しく自発的にやりたそうだ。誠二は『ふん』、と鼻を鳴らしただけ。勇樹はそのコツをつかもうとしているのか、無言でその姿を凝視している。 「宙に浮かんだ後は、重力制御ブーツで、空間の歪みを作り出し」  ゆっくりと、空中を歩き始めた。まるで見えない階段をのぼっているかのようだ。 「このように歩きます。実戦では、走る事が前提になりますが、今は宙に浮かんで、歩く事だけを心がけてください」  言いつつ、降りてくる一枝。  小さな、しかし天井がやけに高い演習室をキョロキョロと見渡し、周りに危険が無い事を入念に確認する。