インヴィテイション
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序章 憎む理由
誓約
サイン
邂逅
武器
自己紹介
難題
難題2
不協和音
双剣
選択
理由
前代未聞
浦沢
夢2
制御
制御2
弱点
戦う理由
天敵の巣窟
戦う理由2
難題3
父の死
赤点
退学?
落第通告?
活路
活路2
悪足掻き
NEWS
 勇樹の日課は、玄関で父を待つ事。『お帰り!』と元気良く挨拶し、頭を撫でて貰うのが彼の楽しみ。出張の日などもあったが、それはほぼ毎日行われていた習慣。  勇樹はその日も玄関で待っていた。父の帰りを。あの大きく、ゴツゴツした手で自分の頭が撫でられるのを。  だがこの日は、父の帰りが遅かった。もっとも、そういった事は初めてではない。 待つのには、慣れていた。 居間の方で電話が鳴った。 はい、八神です、と母が応対する声が聞こえてきた。  しばらくして、ゴトン、と何かが落ちた音を勇樹は聞いた。 「お母さん〜、どうしたの〜?」  音を聞きつけた勇樹は、危なっかしい足取りで走り出す。  居間につくと、母は電話機の前で両手を床に突いていた。  受話器からは『奥さん! 気をしっかり持って下さい!』と呼びかけが聞こえてくる。 「お母さん? 誰か電話で呼んでるよ?」  その問い掛けにも、母は答えず。  いきなり、勇樹を抱き締めて、泣き出した。  お母さんは、何がそんなに悲しいんだろうか?  子供心に、勇樹は不思議に思った。