インヴィテイション
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序章 憎む理由
誓約
サイン
邂逅
武器
自己紹介
難題
難題2
不協和音
双剣
選択
理由
前代未聞
浦沢
夢2
制御
制御2
弱点
戦う理由
天敵の巣窟
戦う理由2
難題3
父の死
赤点
退学?
落第通告?
活路
活路2
悪足掻き
NEWS
 そんな中、細身の若い男が円卓に身を乗り出した。 「校長の言い分も、もっとも。事故が起きたのは真に遺憾ですが、あのような事故が発生はしても、死者が出なかったのは班長の能力が高いとも取れます」  ここは、穏便に済ませませんか?  細身の若い男の仲介案に、残る六人が渋々頷いた。  顔を伏せていた一枝に、横目であるいはチラリと憎々しげな視線を浴びせ、六人は退室していく。 「……お前に助けられるとはな、浦沢」 「助けた訳ではありませんよ」  彼―浦沢成和―には、左頬に鋭く、深い傷が走っていた。細身ではあるが体格の引き締まり方から判断しても、『制服組』ではないだろう。 「場の流れに乗っただけ。今回は、押し切れないと判断しただけです。自分一人が責任を取っても、普通の一教師ならばともかく、貴方も巻き込んで責任問題に発展させるのは難しいですし……」  答えた浦沢は静かに席を立つ。 「彼女をこの場から消すまでは、スクールを去る訳にはいかないのでね、私は」  そして……先程退室した六人よりも冷ややかな視線で、しかし、他の六人とは違い、一枝を直視してこう言った。 「教師として……いえ、『インヴィテイション』として、神一枝は不適格です」 「……浦沢……!」  この一言に、孝弘は席を立ちかけるが、一枝が目配せした事で腰を浮かすだけに終わった。 「では、失礼」 一言を残し、虚しくドアが閉まる。 「……一枝、気にする事はない」 「大丈夫よ、父さん。ああいうのは慣れてるわ」  孝弘の声に顔を上げ、一枝は、 「それに、事実だしね」  勇樹達には決して見せない、昏い笑みを顔に閃かせた。