インヴィテイション
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序章 憎む理由
誓約
サイン
邂逅
武器
自己紹介
難題
難題2
不協和音
双剣
選択
理由
前代未聞
浦沢
夢2
制御
制御2
弱点
戦う理由
天敵の巣窟
戦う理由2
難題3
父の死
赤点
退学?
落第通告?
活路
活路2
悪足掻き
NEWS
 「白名さん?」 「本当に、逃げるんですか?」  本来、そのような危険な状況になれば、緊急停止装置が働くのだが……パネルが壊され、コントロール不能の今の状況では、怪しい。 「……これが、ベスト。最良の選択です」 「彼が死んでも、私達は生き残れる。彼を囮にすれば、確実に自分達は逃げ切れる」 「!」  心中を見透かされたかのように、勇樹の動きが固まる。 「違いますか?」  香の問いに、勇樹は答えない。 (……逆だろう! 誠二を確実に助けるために、自分達は退くんじゃないか! どうしてわからないんだ!)  ……本当に、そうなのか?  自分の命惜しさに、逃げるだけじゃないのか?  そうだろう?  人を助けて自分が死ぬなんて、馬鹿じゃないか?  葛藤に、勇樹が硬直していると、 「何をしている! 後ろだ!」  誠二の怒号。声に弾かれ、相手の確認もせずに勇樹は『ハウル・オブ・ヒート』を振り向き様に連射する。  しかし、放電しつつ形勢された共鳴体は先程同様、腕を振るっただけで弾を叩き落す。前方にいた香は柳のような動きで共鳴体に滑り込む。手甲を装着した右手を当て、 「はっ!」  裂帛の気合い。胸を起点に爆発が起こり、共鳴体はよろめくが……それだけ。何事も無かったかのように右腕を振り上げる。  誠二はこの時、前方に立ち塞がる共鳴体になりふり構わず攻撃を仕掛けた。一刻も早く眼前の敵を倒し、香を助けるためだろうか。  だが、勇樹は、迷った。