インヴィテイション
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序章 憎む理由
誓約
サイン
邂逅
武器
自己紹介
難題
難題2
不協和音
双剣
選択
理由
前代未聞
浦沢
夢2
制御
制御2
弱点
戦う理由
天敵の巣窟
戦う理由2
難題3
父の死
赤点
退学?
落第通告?
活路
活路2
悪足掻き
NEWS
 「さすがレベル十五だな。そこそこの歯ごたえはありそうだ」  その隙に香を抱え、勇樹は入り口付近まで後退していた。  腕から降ろされた香が、状況の把握が出来ていないのか、勇樹と誠二をキョロキョロと見比べている。 (……あいつなら、レベル十五でも大丈夫だろう。むしろ俺と白名さんがいる方が危ない)  勇樹は迷い無く室外へ逃れるため、共鳴体に背を見せる事無くジリジリと後退する。  その時、 「……あのままで……良いんですか?」  後ろから、遠慮がちな声が聞こえてきた。  驚いて背後を振り返ろうとしたが、勇樹はどうにか視線を向けるだけに留めた。ジッと見つめる香の視線は恐怖には染まっておらず、どこか勇樹を咎めているようだ。 「ここは安全な所に逃げるのが」 「栗山さんは、あのままで良いんですか?」  問いに、勇樹は苦い表情を見せる。 「……ああ、俺達は、このまま逃げる。いても、足手まといです」  なおもジリジリと後退を続ける勇樹だが、見つめる先では、誠二はいまだに動こうとしない。相手に隙が見当たらないようだ。 「でも、牽制くらいは……」  現に、先程は勇樹の銃撃を足掛かりに、誠二は共鳴体を切りつける事が出来たのだ。 「さっきみたいに弾かれるのがオチです。一撃で仕留められなければ、逆に危ない。俺達は逃げて、一枝さん連れてくるのがベスト」 「その間に、彼が殺される可能性もあるんじゃないですか?」  声音が変化した。香から普段のオドオドした空気が消え、どこか張り詰めたものが伝わってくる。