インヴィテイション
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序章 憎む理由
誓約
サイン
邂逅
武器
自己紹介
難題
難題2
不協和音
双剣
選択
理由
前代未聞
浦沢
夢2
制御
制御2
弱点
戦う理由
天敵の巣窟
戦う理由2
難題3
父の死
赤点
退学?
落第通告?
活路
活路2
悪足掻き
NEWS
 「彼の性格・状況判断診断テストだが」 「何か問題でもあった?」  性格で問題があるのは、むしろ誠二ではないか。 「状況判断が、あまりにも冷静過ぎる」  状況判断力が、百点。  ……勇樹の数少ない長所が、どうして問題点なのだ?  顔色から一枝の疑問を読み取ったのか、孝弘は椅子をギイ、と鳴らし、 「ん。いや、俺の思い過ごしかもしれんが」  首を横にふった。 「もう……適当な事言わないでよ」  拗ねるようにそう言うと、今後の日程の調整、今日破損してしまった施設の報告をし、一枝は退室した。  それから、孝弘は再度資料に眼を通す。  手が止まる。紙面に書かれた名は八神勇樹。 「確かに、状況判断は良いに越した事はないが……新人にしては、良過ぎる」  言い換えれば、打算的過ぎる。  ……杞憂に終われば良いんだが……  風が窓を叩き、孝弘の不安を示すようにゴトゴトと鳴った。